すでに報道等でご存じかと思いますが、7月4日から降り続いている激しい雨により九州各地で多くの被害と人命が失われました。被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
ワーカーズコープ・センター事業団九州沖縄事業本部の組合員への人的被害はありませんが、大牟田事業所就労継続支援B型「B-step」や組合員自宅が床上・床下浸水になるなどの被害が出ています。特に大牟田事業所「B-step」では、就労継続支援の生産活動で病院患者さんの洗濯業務を行っていますが、業務用洗濯機や送迎用車両、事業所内の備品が破損しており、事業再開の見通しが立たない状況です。また、大隅地域福祉事業所ゆらおうでは、施設付近で崖崩れの可能性があり、別の場所で放課後等デイサービスを行わざるを得ない状況が続いております。さらに、組合員の親族などが大分県日田市や熊本県人吉市などで浸水被害を受けているなど、被害は九州各地で甚大なものになっております。被害が続く中、今もなお降りやまない雨に不安と緊張の日々を過ごしているところです。
このような私たちの仲間や地域で起こっている被害に対し、1日でも早く日常が取り戻せるよう復旧・復興に取り組んでいきたいと思います。
気候変動の影響で毎年のように水害が起こっています。また、新型コロナウィルスの感染拡大なども起こり、これまでの社会のあり方・暮らし方が大きな転換点に差し掛かっていると感じております。その中で、「協同労働」を通して、自然との共生・命を大切にする生き方や働き方を追求し、「ともに生き、ともに働く」地域・社会の実現を目指していく所存です。